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絶対必要!もしもの時のドローン保険まとめ!

何故ドローン保険が必要か

ドローンが世間一般に知られる存在になったのはここ数年の話ですが、その比較的手頃な価格と操作性の良さから、実際に空撮や点検等にドローンを取り入れる例が個人でも法人でも急増しており、今後もその傾向は更に加速していくことでしょう。

しかし、飛行させるにはかなりのリスクを負わなければいけないということは必ず頭に入れておかなくてはなりません。

ドローンに装着されているプロペラはかなり鋭利です。飛ばすとなると当然そのプロペラ複数枚が高速回転しているので、落下でもしようものなら大惨事になりかねません。

つい先日、神奈川県の工事現場において、国内ではこれまで報告されていなかったドローンの墜落による人身事故が起きてしまいました。墜落原因は、電波障害が発生し、ドローンが自動帰還モードで帰還している時にクレーン車に接触し、そのまま墜落してしまったと言われています。

当たり前ですが、ドローンは空中を飛び回る物です。空中で何かトラブルが起きた場合、その場で止まることなんてできずに、重力に引っ張られて落ちてしまいます

空中でのトラブルには色々な原因がありますが、神奈川県の例のような電波障害や風なんかは目に見えないので回避することはかなり困難です。そもそも、離陸させる時にエラーが出ていたり、何かしら様子がおかしければ離陸させないという選択ができますが、離陸地点から離れた場所の状況(上空の強風など)を把握することは難しいです。

落下した機体は建物、電線、車、人等に向かって落ちていきます。運よく地面や水の上に落ちたとしても、機体の損傷は避けられないでしょう。

その為、ドローンを飛行させる前に保険には加入しておくことは必須と言ってもいいです。

今回はドローン専用の保険をまとめていきますので、是非参考にしてみてください。

各社のドローン保険の種類

■ DJI無償付帯保険(三井住友海上火災保険)

1. DJI無償付帯保険 標準プラン(事業者向けの無償保険)

•対象機種
購入した対象製品のみ(複数台購入の場合は全機種を登録。)

•保険料
0円

•保険対象と補償内容
1事故につき 対人1億円/対物5千万円 まで
1事故 免責金額(自己負担額) 5万円

・損害賠償金
・損害防止費用
・争訟費用

• 詳細
エアロエントリー株式会社資料

2. DJI無償付帯保険 限定プラン(個人向けの無償保険)

•対象機種
購入した対象製品のみ(複数台購入の場合は全機種を登録。)

•保険料
0円

•保険対象と補償内容
1事故につき1億円まで(対人・対物合算)+交通死亡・後遺障害保険金100万円
免責金額(自己負担額) なし

・損害賠償金【示談代行サービス付】
・傷害死亡
・後遺障害保険金

• 詳細
エアロエントリー株式会社資料

■ DJIドローン賠償責任保険(三井住友海上火災保険)※2017年版

1. DJIドローン賠償責任保険 プランA

•対象機種
INSPIREシリーズ、Phantomシリーズ、MATRICEシリーズ、Mavic、AGRASMG-1、その他DJI製のフライトコントローラを搭載した機体

•保険料
年間保険料(1台あたり)12,000円~24,600円

•保険対象と補償内容
基本補償・・・1事故につき 対人、対物何れも1億円~10億円まで
人格権侵害、初期対応費用、訴訟対応費用 何れも1事故1,000万円まで
1事故につき免責金額(自己負担額) 5万円

• 詳細
エアロエントリー株式会社

2. DJIドローン賠償責任保険 プランB

•対象機種
INSPIREシリーズ、Phantomシリーズ、MATRICEシリーズ、Mavic、AGRASMG-1、その他DJI製のフライトコントローラを搭載した機体

•保険料
年間保険料(1台あたり)14,400円~29,520円

•保険対象と補償内容
基本補償・・・1事故につき 対人、対物何れも1億円~10億円まで
人格権侵害、初期対応費用、訴訟対応費用 何れも1事故1,000万円まで
1事故につき免責金額(自己負担額) 5万円

追加被保険者特約(2017年版から新設)・・・基本補償と共通

• 詳細
エアロエントリー株式会社

3. DJIドローン賠償責任保険 プランC

•対象機種
INSPIREシリーズ、Phantomシリーズ、MATRICEシリーズ、Mavic、AGRASMG-1、その他DJI製のフライトコントローラを搭載した機体

•保険料
年間保険料(1台あたり)16,800円~34,440円

•保険対象と補償内容
基本補償・・・1事故につき 対人、対物何れも1億円~10億円まで
人格権侵害、初期対応費用、訴訟対応費用 何れも1事故1,000万円まで
1事故につき免責金額(自己負担額) 5万円

追加被保険者特約(2017年版から新設)・・・基本補償と共通

国外危険補償特約(2017年版から新設)・・・基本補償と共通

 

• 詳細
エアロエントリー株式会社

■DJIドローン機体保険(三井住友海上火災保険)※2017年版

1. DJIドローン機体保険 プランA

•対象機種
DJI INSPIRE シリーズ、DJI PHANTOM シリーズ、MATRICEシリーズ、Mavic、AGRASMG-1、DJI製のフライトコントローラを搭載した機体

•保険料
年間保険料(1台あたり)保険金額の7%

•保険対象と補償内容
保険金額 対象となる機体の新価(再調達価額)
1事故免責金額(自己負担額) 保険金額の2%

• 詳細
エアロエントリー株式会社

2. DJIドローン機体保険 プランB

•対象機種
DJI INSPIRE シリーズ、DJI PHANTOM シリーズ、MATRICEシリーズ、Mavic、AGRASMG-1、DJI製のフライトコントローラを搭載した機体

•保険料
年間保険料(1台あたり)保険金額の9%

•保険対象と保険金
保険金額 対象となる機体の新価(再調達価額)
1事故免責金額(自己負担額) 保険金額の2%

代替機賃借費用保険金・・・損害保険金が支払われる場合に、修理期間中または交換機体納品までの間に生じた代替機賃借費用を保険金額の10%

損害賠償求償権不行使特約・・・普通保険約款第32条(代位)の規定にかかわらず、この特約に従い、保険証券記載のとおりの責めによって生じた損害について、これらの者に対する損害賠償請求権を取得した場合には、その権利を行使しません。ただし、保険証券記載のとおりに故意または重大な過失があった場合を除く。

• 詳細
エアロエントリー株式会社

3. DJIドローン機体保険 プランC

•対象機種
DJI INSPIRE シリーズ、DJI PHANTOM シリーズ、DJI MATRICE 100、DJI製のフライトコントローラを搭載した機体

•保険料
年間保険料(1台あたり)保険金額の12%

•保険対象と保険金
保険金額 対象となる機体の新価(再調達価額)
1事故免責金額(自己負担額) 保険金額の2%

代替機賃借費用保険金・・・損害保険金が支払われる場合に、修理期間中または交換機体納品までの間に生じた代替機賃借費用を保険金額の10%

損害賠償求償権不行使特約・・・普通保険約款第32条(代位)の規定にかかわらず、この特約に従い、保険証券記載のとおりの責めによって生じた損害について、これらの者に対する損害賠償請求権を取得した場合には、その権利を行使しません。ただし、保険証券記載のとおりに故意または重大な過失があった場合を除く。

国外危険補償特約(一時持出用)・・・日本国外において生じた損害に対しても、保険金が支払われる。

• 詳細
エアロエントリー株式会社

■ドローン総合補償プラン(三井住友海上火災保険)

•対象機種
動産総合保険
総重量(燃料や薬剤、装備品等をすべて搭載した 状態での重さをいいます。)150キログラム未満かつ 保険金額が10万円以上
使用用途が事業用(趣味、レジャー、スポーツ、競技、 軍事目的で使用されない。)
過去3年間に落下事故等、このプランで補償する 事故の罹災歴がない(ただし、更改契約を除く。)

施設所有(管理)者賠償責任保険
・業務に使用するドローン※趣味や日常生活で使用するものや、人が搭乗する航空機等は除く。

•保険料(実際の保険料は、告知内容、引受条件などによって異なるため、以下は一例)
動産総合保険: 約15,000円
施設所有(管理)者賠償責任保険: 約20,000円

•保険対象と補償内容
動産総合保険: 保険金額30万円、免責金額1万円、縮小支払割合80%
施設所有(管理)者賠償責任保険: 支払限度額1億円、免責金額1000円
オプション特約・・・初期対応費用補償特約1,000万円(1事故限度額)、訴訟対応費用                                  補償特約1,000万円(1事故限度額)、人格権侵害補償特約100万円                                 (1名限度額)、1,000万円(1事故限度額)

• 詳細
アライアンス株式会社資料

■産業用無人ヘリコプター総合保険(東京海上日動)

事業者向けのドローン保険。

•対象機
貴社が所有する総重量※150kg未満かつ保険金額10万円以上の産業用無人ヘリコプター
燃料、薬剤、機器等すべてを搭載した状態での重さをいいます。
なお燃料、薬剤は保険の対象には含まれません。

•保険対象
動産総合保険

無人ヘリコプター(ドローン)自体に対する保険

① 損害保険金
② 臨時費用保険金(オプション)
③ 残存物取片づけ費用保険金
④ 捜索・回収費用保険金
⑤ 権利保全費用
⑥ 損害拡大防止費用

施設賠償責任保険

無人ヘリコプター(ドローン)による第三者の身体の障害または財物の損壊に対する損害賠償責任を負担

① 法律上の損害賠償金
② 争訟費用
③ 損害防止軽減費用
④ 緊急措置費用
⑤ 協力費用

 詳細: アライアンス株式会社資料

■ドローン専用保険(損害保険ジャパン日本興亜)

事業者向けの保険。

・基本補償
機体自体の補償(動産総合保険)
破損や盗難のほか、落雷、風災、雪災などにより、機体が被った損害を補償する。
第三者への賠償責任補償(施設賠償責任保険)
ドローンの所有・使用・管理に起因して、他人の身体の障害や財物の損壊を発生させた場合の賠償責任を補償する。

・オプション補償
(1)操縦訓練費用補償(業界初)
ドローンの操縦ミス等を原因とした機体の損壊や賠償事故が発生した場合に、事業者が事故の再発防止を目的として、専門業者による操縦訓練を受ける場合の費用を補償。
(2)機体の捜索・回収費用補償
(3)プライバシー侵害補償

•保険料(基本補償部分)
①+② 約2万7000円
※保険料は機体の保管状況等のリスク状況等により変わる。

•補償内容
①機体の補償: 保険金額20万円(自己負担額2000円)
※機体の時価額をもとに保険金額を設定。また、支払う保険金は、保険金額を上限に損害額の90%を支払う。
②第三者への賠償責任: 保険金額1億円(自己負担額なし)

• 詳細
損害保険ジャパン日本興亜株式会社 資料

最後に

今回はドローンの保険を簡単にまとめてみました。

冒頭で書いたように、ドローンを飛行させるにはリスクが付き物です。

たとえ人や建物の上空ではない所を飛行させていたとしても、もしGPSが途切れてマニュアル操縦をしている時に、突風に煽られる等自然相手の飛行では何があるかわかりません。

万が一に備え、自分は勿論、周りの人々を守るためにも保険には加入しておきましょう。

 

 

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