スマートメディアとセブンセンス、ドローンテクノロジーを活用した「空」の広告・エンターテイメントをプロデュース

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PR代行やマーケティングコンサルティングを事業としている株式会社ベクトルは1月22日、子会社である株式会社スマートメディアがデジタルクリエイティブ企業の株式会社セブンセンスと業務提携し、ドローンを活用した空の広告・エンターテイメントをプロデュースすることを発表した。

同社は世の中のあらゆるメディア面をコミュニケーションのインフラとして捉え、モビリティメディア「GROWTH」にはじまり、DOOH事業でのサービス提供や、高級ヘアサロンサイネージ「COVER」の展開、そしてハイパーカジュアルゲーム分野への参入など、メディア面のオーナー化及び収益化を柱とした事業を進めてきた。そして、5G時代の到来によるインターネット通信速度のさらなる高速化、及びXRのような体験表現技術の進展、さらにはドローンデバイスの発展といった最先端技術の、広告分野への応用の浸透といった背景から、「空」をデジタルメディアの一つとして捉え、その可能性に着目したという。

こちらの映像は2019年の大晦日にエイベックス・エンタテインメント株式会社が主催した「STAR ISLAND」と呼ばれるデジタルショーである。「STAR ISLAND」は世界各地の象徴的な絶景ロケーションで繰り広げられる日本の「伝統花火」と「最先端テクノロジー」である3Dサウンドやレーザー・ライティング、世界最高峰の「パフォーマンス」がシンクロした世界初のエンタテインメントであり、会場であるシンガポールのマリーナベイ・サンズホテルには2万人が動員され、周辺では世界各国から集まった約50万人を魅了した。

同社は以前よりドローンが生み出すコンテンツ価値の高さに注目しており、パイロットの育成を行なってきた。グローバルな市場で豊富な実績を持つセブンセンス社のデジタルクリエイティブを組み合わせることで、より高次元でのエンターテイメント・コンテンツを創出することが可能となる。

提供するサービスは、多数の無人ドローンを制御しながら、機体に搭載したLEDライトによって、夜空に企業・ブランドロゴやイメージキャラクター、商品デザイン等を映し出すもので、その規模感やエンターテイメント性から、ダイナミックな企業マーケティングの演出を実現する。ベクトル社が誇るドローンパイロットプロダクション機能を活かしながら、セブンセンス社がクリエイティブ制作を担当。高次元な広告・エンターテイメントを包括的に実現できる体制を、スマートメディアが全体プロデュースする。

大規模なイベント等を実施するには、大型造作物の制作等により多額の費用が発生するが、今回の仕組みを活用することにより大幅なコスト削減が可能となる。またイベント開催に伴う大型制作物の撤去・破棄等の必要がないため、地球環境にも良く、SDGsの観点からも魅力が高いとしている。

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