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DJI、ドローン業務を効率的に管理するFlightHub発表

民生用ドローンで世界7割のシェアを誇るDJIは、企業やドローンサービスのプロバイダーを対象に、単一プラットフォームでドローンの効率的な業務管理を提供する「FlightHub」を発表しました。FlightHubは、ドローンの飛行オペレーションからフライトデータ、パイロットやフリート(航空隊)のリアルタイム管理を実現します。
最近では、農薬散布ドローンの発売など、産業用・商業用の機体や機材の開発に力を入れている同社は、世界的に拡大するドローンの商業用途のニーズに応えるFlightHubによって、「強い会社」から「なくてはならない会社」へと進化するかもしれません。
FlightHubは、DJIの「MATRICE 200」シリーズ、「MAVIC PRO」、「PHANTOM 4」シリーズ、「INSPIRE 2」に対応するソリューションとなっています。

FlightHubが実現すること

DJIのエンタープライズパートナー部門を統括するJan Gasparicは今回発表されたFlightHubについて、「ドローン技術をビジネスに活用したいというニーズは、日々高まり続けています。また、業務計画を迅速に立て、さまざまな現場でフリートやチーム数を効率的に管理するためのソリューションが求められています。FlightHubは、ビジネスシーンにおける効率的なドローンのオペレーション管理を可能にする、世界初のソリューションです。単一プラットフォームで提供するFlightHubは、操縦現場から離れた場所からでも安全に管理でき、準備のために必要な時間はわずか数秒です。」と述べ、自信を覗かせています。

では、実際にこの『世界初のソリューション』を使うことで何ができるようになるのか見ていきたいと思います。

ドローンオペレーションを遠隔からリアルタイムで確認

FlightHubは、現場のパイロットと離れた場所にいるチームを効率的に連携させられるため、ドローンの業務活用の一元管理が可能になります。『マップビュー』と『リアルタイムビュー』は、意思決定に必要なテレメトリデータ(遠隔地での測定結果)、カメラデータやセンサーデータなど、様々な情報が表示されるといいます。

どこからでも安全にフライトデータへアクセス

FlightHubのデータ管理ツールには、飛行データを検索できるデータベースに安全に同期し、保存できる機能があります。これにより、プロジェクトやフリートの規模にかかわらず、規制や法令への順守とパイロットの責任を明確にし、チーム管理が強化されます。

フリートとチーム管理を簡単に

FlightHubは、内部のリソース管理を強化するため、効率的なチーム間調整や効果的な機材購入とメンテナンスを可能にする階層を設定し、飛行チームとフリート(航空隊)の概要を提供します。
  • フリート管理機能
    機体の使用状況を簡単に追跡できます。フライトを個々のデバイス名で監視できるため、より効率的に機材購入計画を立てられます。
  • チーム管理機能
    ユーザーはAdministrator(アドミニストレーター)、Captain(キャプテン)、Pilot(パイロット)の階層システムからチームを設定し、管理できます。また、クライアント、位置、ミッションタイプによってチームをセグメント化できるので、リソースとチーム管理が強化できます。

米連邦航空局(FAA)が承認した特定の領域とインスタンスで商業ドローンの実験を行うUAS Pathfinder(パスファインダー)プログラムにおいて、FAAと共同研究開発契約を締結しているBNSF鉄道のUAS フィールド オペレーション マネージャー、Nick Dryer氏は「BNSFで最初にドローンによるプログラムを開始した時は、マニュアルでの飛行データの記録や現場にいるチームに常にメンテナンスの指示をするなどの複数プロセスを一から開発する必要がありました。FlightHubは、オペレーションと内部コミュニケーションを単一プラットフォームでリアルタイム提供するため、プログラム管理が極めて容易になりました。このソリューションは、新しい技術をあらゆる産業へ幅広く拡大させる機会を与えてくれます」と述べています。

価格と販売時期

FlightHubは、企業を対象に、下記3種類のプランで提供される予定です。

  • ベーシック: 月額料金:12,800円、年間料金:129,000円(税込)
    リアルタイムビューを除くすべての機能が、最大5機のドローン利用可能
  • アドバンスド: 月額料金:38,800円、年間料金:388,000円(税込)
    ベーシックプランのすべての機能と、リアルタイムビューの機能が、最大10機のドローンで利用可能。
  • エンタープライズ:
    アドバンストプランのすべての機能が、最大10機のドローンで利用可能。さらに、データをプライベートクラウドに統合できる機能が追加予定。
    ※エンタープライズプランの販売時期および価格については、後日改めて発表あり。
ベーシックプランとアドバンスドプランは、DJI オンラインストアにて販売予定です。
今回の発表と同時に、DJIはFlightHubのオープンβテストへの参加者を募集しています。テスト期間は11月14日から12月14日までです。βテストにご協力頂くユーザーには、テスト期間中ベーシックアカウントを無料で提供され、βテストの終了後より、FlightHubサービスを開始できるようになっています。
FlightHubについての情報、オープンβテストへの参加希望の場合は、下記URLよりご確認ください。
画像・情報掲載元URL : http://www.dji.com/jp/flighthub
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