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大分県ドローン協議会、ドローンの研究開発における補助金の募集を開始

大分県ドローン協議会は2020年4月3日、「大分県ドローン産業研究開発事業費補助金」の対象事業の募集を開始した。県内のドローン産業の育成を図ることを目的として、当協議会会員のドローン製品、ソフト、サービスの研究開発費を一部補助する。応募期間は5月20日17:00まで。電子申請システム「jGrants」より申請が可能だ。

補助金事業概要

事業名称

令和2年度大分県ドローン産業研究開発事業費補助金

事業目的

大分県ドローン協議会の会員が取り組むドローンに関連する新たな製品やソフト・サービスの開発
への支援を通じて、協議会会員の取組を加速させるとともに、ドローン産業の育成を図る。

応募期間

2020年4月3日(金)〜2020年5月20日(水)17:00

補助対象者

  1. 申請者が、大分県ドローン協議会の会員であること
  2. 暴力団員(暴力団員による不当な行為の防止等に関する法律(平成3年法律第77号)第2条
    第6号に規定する暴力団員をいう。以下同じ)又は暴力団(同法第2条2号に規定する暴力団
    をいう。)若しくは暴力団員と密接な関係を有する者でないこと

補助対象事業

  1. 製品開発      : 経費の2/3以内を補助(最大500万円)
  2. ソフト・サービス開発: 経費の1/2以内を補助(最大250万円)

事業期間

採択後〜令和3年2月15日まで

審査基準

製品開発及びソフト・サービス開発の審査基準は、以下の9項目を考慮して選定する。
(1)デザインシンキングによる事業実施
(2)課題設定の妥当性
(3)課題解決手法・手順の妥当性、新規性・独創性
(4)事業目標の明確性
(5)事業の将来性
(6)地域経済への貢献可能性
(7)事業実施の確実性
(8)県内事業所の有無
(9)働き方改革等(加点項目)

大分県ドローン協議会の補助金採択実績

当協議会における過去のドローン研究開発における補助金の採択実施は以下の通りである。

平成29年度

申請者採択内容
ゴードービジネスマシン株式会社災害時、孤立集落との通信手段を早く確保するための、弊社製IP防災通信システムを活用したドローン搭載型拡声子局の研究開発
西日本クロノス株式会社飛行型ドローンの基盤技術を応用した陸上型および水上型ドローンの開発
ニチギ株式会社自立制御機能を有した小型無人艇の開発
柳井電機工業株式会社太陽光発電パネルのガラス破損分析装置の開発

平成30年度

申請者採択内容
株式会社イームズラボドローンの性能を飛躍的に向上させる小型・高出力モーターの開発
ciDrone株式会社携帯電話通信網を利用した無人航空機制御装置の研究開発
株式会社オーイーシードローン飛行空域管理サービス「DUCT」の開発
九州建設コンサルタント株式会社3次元地図作成省力化システム開発
EAMS JAPAN株式会社用途特化型UGV、USVおよびUUVの開発

令和元年

申請者採択内容
株式会社オーイーシードローン操縦及びプログラミング体験研修サービス
株式会社ザイナスドローン動画自動3D化クラウドの開発
柳井電機工業株式会社汎用ドローン搭載赤外線カメラにおける太陽光発電パネルの検査ソフト開発
合名会社ユフプロドローンでの360度映像による能動型バーチャル観光システムの開発
くにみ農産加工有限会社農業の必要十分な散布と被ばくを防ぎ若い方、女性の参入を促すバジル向け均質自動散布用UGVの開発
ゴードービジネスマシン株式会社ドローンスカイレスキューシステムの進化型開発プラン
株式会社SamiSamiラボ容易に換装できるスキッドを持つ消防用ドローンの実用化
ciRobotics株式会社ウインチシステムを用いた多用途向け資材搬送装置の開発
シェルエレクトロニクス株式会社産業向けドローン飛翔音による障害物検知装置・システムの試作開発

点検、災害、農業、観光など多岐に渡るジャンルで採用されている。またいくつかの採択案件は研究開発の成果として、当協議会のウェブサイトにて紹介されている。

補助金事業の研究開発成果:https://drone.oita-ri.jp/wp-content/uploads/2018/09/H29-kenkyu.pdf

大分ドローン協議会について

大分でのドローン産業の振興、大分へのドローン産業の集積を目指し、平成29年6月に「大分県ドローン協議会」を設立。詳細は以下ウェブサイトをご参照ください。

大分ドローン協議会ウェブサイト:https://drone.oita-ri.jp/

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