
GML Exhibition (Thailand) がPR Newswireで2026年5月20日に配信した発表によれば、DronTech Asia 2026の記者発表会は同月19日に開かれた。発表会には、Civil Aviation Authority of Thailand(CAAT、タイ民間航空局)、Digital Economy Promotion Agency(DEPA、タイのデジタル経済振興機関)、Department of Agriculture(農業局)の関係者らが出席し、Geo-Informatics and Space Technology Development Agency(GISTDA、地理情報・宇宙技術開発機関)、Defence Technology Institute(DTI、防衛技術研究所)なども参加組織として挙げられた。主催者発表では、ドローン技術が農業、防衛、空域管理、人材育成などに関わる分野として紹介された。
DronTech Asia 2026は、2026年11月11日から13日まで、タイ・ムアントンタニのIMPACT Exhibition and Convention Centerで開催予定だ。主催者のGML Exhibition (Thailand)によれば、同イベントについて、主催者は商用・防衛分野を含む国際的なドローン関連企業・ブランド150超、5,000人超の専門来場者、3億5,000万バーツ超の事業価値創出を見込むとしている。
目次
この記事で重要なポイント
- 主催者発表では、ドローン技術が経済、農業、安全保障、人材育成に関わる分野として紹介された。
- CAATは25kg超の大型ドローンに関する規則とNational Drone Master Planに言及した。
- 農業局は、2027年までに認定農業ドローン操縦者5,000人を育成する目標を示した。
- DronTech Asia 2026について、主催者は150超のドローン関連企業・ブランド、5,000人超の専門来場者、3億5,000万バーツ超の事業価値を見込むとしている。
CAATやDEPAなど複数機関がドローン活用の重要性を説明
発表会には、航空規制、デジタル産業、農業、地理空間情報、防衛技術に関わる組織が参加した。主催者発表の内容からは、ドローンが航空規制、農業、デジタル産業、防衛分野などにまたがるテーマとして紹介されたことが分かる。
主催者側は、ドローンが経済、農業、安全保障、人材育成に関わる分野として紹介されており、主催者発表では、タイにおけるドローン技術が、農業、防衛、空域管理、人材育成、事業価値創出などに関わる分野として紹介された。CAATによる25kg超大型ドローン規則への言及や、農業局の操縦者育成目標などが紹介された。
DronTech Asia 2026の発表数値
出典:GML Exhibition (Thailand) / PR Newswire(2026年5月20日発表)。数値は主催者発表に基づく。
CAATは25kg超ドローン規制とNational Drone Master Planに言及
CAATは、25kgを超える大型ドローンに関する規則、National Drone Master Plan、スマート空域、将来のUrban Air Mobilityに言及した。ただし、具体的な許可条件や施行状況は発表文では詳述されていない。
また、タイ国内の登録ドローン操縦者はすでに6万人を超えているという。この数字は、同国のドローン操縦者層の広がりを示す材料として紹介された。
農業分野では2027年までに5,000人の認定操縦者育成を掲げる
農業局は目標として、2027年までに認定農業ドローン操縦者を全国で5,000人育成するとした。
農業局は、2027年までに認定農業ドローン操縦者5,000人を育成する目標を示した。タイ国内の登録操縦者数はすでに6万人を超えているとされており、農業分野での専門的な認定制度の整備を急ぐ動きといえる。
発表内容から見える各機関の主な論点
CAAT
25kg超大型ドローン規則、National Drone Master Plan、スマート空域、将来のUAMに言及。
DEPA
One Tambon, One Digital (Drone Community)を紹介。
農業局
2027年までに認定農業ドローン操縦者5,000人育成を目標。
防衛技術領域
DTIなどが参加組織として挙げられた。
出典:PR Newswire / GML Exhibition (Thailand) 発表をもとに整理。
DEPAは「One Tambon, One Digital」構想を紹介
Digital Economy Promotion Agency(DEPA)は「One Tambon, One Digital (Drone Community)」を紹介した。これはタイ全土の各タンボン(行政区)にデジタル技術をドローンを含む形で普及させる取り組みとされる。発表文だけでは具体的な制度設計や進捗は確認できないが、DEPAがドローンを農村レベルまで含むデジタル化の一要素と位置づけていることが読み取れる。
タイ発表会で示されたドローン活用領域
発表会には防衛技術に関わるDTIのほか、World UAV Federation、Suranaree University of Technology(スラナリー工科大学)、Thailand Disaster Response Associationなども参加組織として挙げられた。災害対応分野でのドローン活用例の紹介や大学との連携も発表会の文脈で示された。CAATはUAMにも言及した。
少なくとも今回の発表会では、農業、防衛、空域管理、人材育成などが同じイベント文脈で扱われた。元発表は、日本企業の参加や商機を直接示したものではない。日本企業への具体的な示唆は元発表だけでは確認できず、別途検証が必要だ。
ただし、今回の情報源は展示会主催者によるプレスリリースであり、市場予測や事業価値の数値は主催者発表値として扱うべきだ。現時点で確認できるのは、DronTech Asia 2026の発表会で、政府系機関や産業界・研究機関・災害対応団体の関係者が、ドローン技術を経済、農業、安全保障、人材育成に関わる分野として説明したことだ。ASEAN地域で実際に規制整備や人材育成が進みつつある動向として、日本企業が市場参入や制度比較の参考にできる観点でもある。ただし、日本企業への具体的な商機や参入可能性は、元発表には示されておらず、別途調査が必要だ。タイのドローン市場への関心がある企業にとっては、DronTech Asia 2026は情報収集の機会となりうる。
出典:PR Newswire / GML Exhibition (Thailand)











