5月24日(日本時間、5月25日0時30分)、ドローンメーカーのDJIから新商品の発表が行われます。
かねてより、リーク情報やリーク画像とされるものが出回っており、次に発表される物はこれまでで最も小型の機体であるということは噂されてきていました。
そして、5月17日にDJIが公開したティーザー動画が、その噂を裏付けるかたちとなり、業界の巨人DJIがどのような小型ドローンを発表するのかと盛り上がりを見せています。
以下がDJIが発表したティーザー動画。
ティーザー動画では機体の姿を見ることはできないものの、飛行しているロケーションや、小回りの利いた動きから、かなり小型の機体であることがわかります。
小型ドローン『Spark』
今回発表されるドローンの名前は『Spark』だと言われています。
下のリーク画像を見る限り、サイズはMavicよりも一回り以上小さいようです。
左がSpark、右がMavic。
リーク動画から見る『Spark』の性能
新しく発表されるドローンが小型なのは間違いなさそうですが、肝心のその中身はどうなのでしょうか。
『Spark』に関しては、DJI GO(DJI製品を飛行させる際に使用するアプリケーション。)を使用して飛行させている、かなり信憑性の高いリーク動画も公式発表の前に出回っているので、映像からわかる範囲で性能を確認していきます。
- アーム
アーム部分はMavicの格納式とは異なり、固定式になっているようです。 - ジンバル
動画の初めの部分でジンバルの動きを確認している映像が流れています。搭載されているジンバルはMavicのものとは異なるようで、カメラ自体の動きは縦の動きのみのため、左右にパンニングしたい場合は機体を回転させる操作が必要となるようです。 - モーター
Mavic Proより小型のモーター。 - センサー類
ジンバルの動作確認の後に流れるのがボディ底部の映像。下方向のセンサー(ポジショニングセンサーの可能性が高い)。
そして、フロントパネルの上部に隠れているが別のセンサーが確認できる。(上方向の障害物にも対応している可能性あり。)
動画の後半では、夜間に駐車場のような場所で飛行させている映像も出てきますが、小型のドローンのわりに安定した飛行ができているように見えます。
『Spark』でドローンの敷居を下げることができるか
DJIはこれまで、Phantomシリーズ、Inspireシリーズ、Mavicなど、本格的な“空撮”をするユーザーに向けた製品を世に送り出してきました。
Mavicは、折り畳みができるコンパクトな機体なのにも関わらず4K映像が撮影できることで注目を集めましたが、機体がコンパクトでもスペックが高いため、価格は10万円以上と、なかなか一般の人達には手が出にくい製品となっていました。
しかし、今回発表される『Spark』はティーザー動画を見てもわかるように、自然を雄大に撮影するような用途に特化したものではなく、レジャーなどに持って行って気軽に飛行させる時に使うような機体となっているようです。
- Phantom4 Proや、Mavic Proに搭載されている自動追尾機能を搭載していて、今続々と出てきているセルフィードローンに一線を画する性能の機体となっているのではないか。
- レース用ドローンにもなるのではないか。
- レース用に対応するためにFPVゴーグルにも対応できるようになっているのではないか。
など、『Spark』については様々な予想が飛び交っていますが、どのような目的の機体であっても、今回の発表で世間の注目を集め、ドローン業界の裾野を広げることになることは間違いないのではないでしょうか。
5月24日(日本時間、5月25日0時30分)から行われる発表の様子は、こちらのページからライブ中継で見ることができます。
価格、重量、スペックなど、気になるところが多い小型ドローン『Spark』の発表が楽しみです。
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