ドローンの歴史

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『ドローン』このワードは最近では毎日のように耳にする言葉となっています。

それと同時に「結局ドローンって何なの?」「ドローンとラジコンヘリって何が違うの?」「プロペラが増えただけじゃないの?」

こんな疑問もよく耳にするようになってきました。

そこでまずはドローンの歴史から紐解いていき、ドローンとは何かに迫っていきたいと思います。

実は大戦当時からあるドローン

まずドローンの定義としては、広くは「自律飛行可能な小型の無人航空機」つまり、遠隔操縦さえもしないプログラムによって自律して動く無人航空機のことを指します。

しかし「遠隔操縦可能な、比較的小型の無人航空機」もドローンと呼ぶようになりました。

ということは、ラジコンヘリも厳密に言えばドローンなのです。

最近ではプロペラが3つ以上ついているマルチコプターをドローンと呼ぶ事が主流になったため、ややこしく感じてしまいます。

では、この無人航空機の始まりとはいつなのか。

それは第二次世界大戦中のアメリカです。

無人航空機の発想自体は第一次世界大戦の頃には既にあったとされていますが、研究開発が本格的に進んだのがこの頃だそうです。

最初の無人航空機はB-17爆撃機を遠隔操作できるように改造したBQ-7と呼ばれる機体でしたが、BQ-7は技術的にはまだ不完全なところが多く、一度も攻撃は成功しなかったと言われています。

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その後、味方の地上部隊や航空部隊から敵航空機として標的になる『ターゲットドローン』と呼ばれる練習用の標的機が軍用では普及しました。

因みに『ドローン(雄蜂)』という呼び名はイギリスの練習機『Queen Bee(女王蜂)』が由来しています。

1970年頃からは技術の進歩による無線機の小型化や電子誘導装置の発達から、アメリカやイスラエルで写真偵察を行う無人偵察機の開発が進められました。

20世紀末からは画像電子機器や通信機器、コンピューターの発達により、リアルタイムでの操縦と偵察映像の入手、完全自動操縦が可能となり、21世紀には偵察機型から攻撃機型への展開が行われました。

今では軍事用の無人航空機は特別なものではなくなってきており、アメリカ軍は2023年までに全ての攻撃機の1/3を無人航空機にすると発表しています。

日本はドローンの民間利用先進国だった

ここ数年、一気にドローンのニュースが世間を賑やかにしてきました。

その起爆剤になったのは、amazonが大々的に発表した、ドローンを使った荷物の配送案ではないでしょうか。

多くの人がそのSF映画のような構想に驚いたかと思います。

しかし、無人航空機の民間利用がamazonの発表の何年も前から進んでいるのがここ日本だということはあまり知られていません。

しかも、アメリカ航空宇宙協会の調査によれば、今から14年前の2002年のデータでは世界の65%のドローンが日本で利用されていたというのですから驚きです。

では何に利用されていたのか。

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それは農薬散布です。

1987年にヤマハが販売した産業用無人ラジコンヘリコプターが日本のドローンの民間利用を活発にしていきました。

今販売されているのマルチコプター型のドローンはフランス、アメリカ、中国のメーカーに勢いがあります。

ヤマハの産業用無人ラジコンヘリコプターのように、日本メーカーのドローンが世界で活躍するようになれば嬉しいですね。

これから先のドローン

最近のドローンが昔に比べて比較的安価に手に入るようになった要因は、昔はサイズも大きく高額だった「ジャイロセンサー」「加速度センサー」「GPS」がスマートフォンに小型化されて使われるようになり、大量生産されることにより安くなったためです。

最初は軍事目的で発想された物が私たちの生活に徐々に溶け込み、私たちの生活を助けてくれる方向に進化してきました。既に建築の現場では測量に、映像の世界では空撮に、農業では農薬散布に留まらず、作物の生育状況の管理にと各方面で活躍しだしています。

これから先は火事の現場にいち早く駆けつけ、現場の状況を正確に映し出すドローンや、救急の際にAEDを救急車が着く前に運び、失わずに済む命を救ってくれるドローン等、もっと多くの場面で私たちを助けて言ってくれる存在になっていくでしょう。

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