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スーパーボウルで世界に知れ渡ったドローンによるアート!

全米で1億1000万人以上が視聴すると言われる、そのシーズンのアメリカンフットボール界の頂点を決めるスーパーボウルが2月5日に開催されました。その中の「ハーフタイムショー」で今年パフォーマンスを行ったレディー・ガガの後ろでは、intelが行った300機のドローンが様々な形を作りながら飛行するパフォーマンスが繰り広げられており、これまで建設、土木や物流での使い方ばかりが語られてきたドローンの新しい可能性を世界中に発信するショーになっていました。

アメリカの象徴「ハーフタイムショー」

アメリカ国民の約2人に1人が見ている恒例のお祭り「スーパーボウル」は、先日2月5日に開催され、結果は史上初の延長戦にもつれ込み、初優勝を目指して勢いに乗るアトランタ・ファルコンズをニューイングランド・ペイトリオッツが34対28で退け、2年ぶり5回目の優勝を果たしました。

今年も大盛り上がりの中終了したスーパーボウルですが、アメリカンフットボールに興味がなくても、「ハーフタイムショー」というワードを聞いたことがある人は結構多いはずです。

ハーフタイムショーは文字通り、試合の前半と後半の間にハーフタイムにショーを行います。そのショーが行われるようになったのは、あまりにもたくさんの視聴者がハーフタイムにトイレに行き、大都市では下水道の水圧が一気に上がり、社会的大問題となったため、トイレになるべく立たせないように惹き付けておくショーを行ったのではないかと言われています。

アメリカという国は選挙戦にしても何にしても、とにかく見せ方が上手く、ショーアップすることの重要さを知り尽くしている正にエンターテイメントの国です。

そんなアメリカを象徴するのが毎年恒例のハーフタイムショーと言っても過言ではなく、これを見るためにスーパーボウルを見る人もいるほど出演者は豪華で、演出はこれでもかと言わんばかりの派手さで見る者を圧倒します。

そんな人々を惹きつけることが義務付けられているようなショーに今回ドローンが使われ、見事大役を果たしました。

ガガの背後にドローン300機

今年の「ハーフタイムショー」に登場したのはレディー・ガガ。

屋上でオープニングの「God Bless America」を歌うガガの後ろに、煌く複数の飛行物体を確認できたかと思うと一気に光の数は増え、生き物のように動きながら最終的にアメリカ国旗を夜空に浮かび上がらせます。

このドローンの部分の映像は実は公演の数日前に撮影されたもので、当日は収録済みのドローンの映像に実際にライブで歌唱しているガガの姿が合成されてオンエアされたとのことです。

この企画は何しろ規模が大きいためintelのドローン部門とガガ、NFLらが調整を重ね、準備期間は約1年半にも及んだといいます。

そしてこちらは、intelの同じドローン技術を使ってペプシのロゴマークを浮かび上がらせた映像です。

ドローンを使った全く新しい広告の形です。

日本でも花火大会などの屋外のイベントの時に、このような企業広告が浮かび上がる日は近そうです。

 これで驚くのはまだ早い!ギネス記録は500機!

今回のハーフタイムショーを見て、ドローンを使ってこんなことが出来るのかと驚いた方は多いようです。

しかし、intelは昨年500機を編隊飛行させるというギネス記録を樹立しています。

詳しくは以前の記事、intel入ってる!intelがドローンでギネス記録を更新!をご覧ください。光の粒が増える分、上空で浮かび上がらせるロゴの鮮明さも明らかにクオリティーが高く。飛び立つ様、降りてくる様は、まるで近未来の蛍のようで幻想的です。

 

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