ドローンと自動運転車の連携技術|農産物輸送の実証実験

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自動運転車ドローン

アイサンテクノロジー株式会社(本社:愛知県名古屋市、代表取締役社長:加藤 淳)は、「幸田町におけるドローン・自動運転車連携による農産物・買い物支援輸送」をテーマとした実証実験に、自動運転に関わる地図作成、および、自動運転車の提供・走行の分野での参加を発表しました。

愛知県は、あいちロボット産業クラスター推進協議会(会長:愛知県知事)を核とし、ドローンの開発支援や、社会実装を目指した実証実験の実施など、ドローンの産業活用に向けた取組を推進しています。

本実証実験は、国土交通省が公募した「無人航空機等を活用したラストワンマイル配送実証事業」に名古屋鉄道株式会社(本社:愛知県名古屋市、代表取締役社長:髙﨑裕樹)が代表者として申請し、採択されたことに基づき、2自治体、3社、1大学の共同体で幸田町において実施するものとなります。

ドローン・自動運転車連携による農産物・買い物支援輸送の検証

幸田町山間部においては、人口減少や高齢化の影響により、通勤・通学や買い物の利便性に課題を抱えています。また、「筆柿」がブランド品として日本一のシェアを誇っているものの、高齢化や人材不足の影響により、販売量減少が懸念されています。

その解決策として、農業の担い手不足の軽減や販売量増加による産業活性化に繋げるために、農産物輸送をドローンと自動運転車が連携し、自動化する実証実験を実施します。

実験に際しては、ドローンはレベル3(無人地帯での目視外飛行)相当で飛行し、自動運転車はレベル2(システムが前後・左右の両方の運転操作を支援)で走行します。

└ゴルフカートを使用

・自動運転OS Autoware*1及び事前に取得する高精度3Dマップを使用して走行
・自己位置推定、障害物認識等の機能を実装
・乗車定員は2名(別途、オペレータ等が同乗)
・ヤマハ発動機開発のゴルフカートをベースに、自動運転専用に改造した車両。LiDAR*2を天井に搭載
 *1自動運転システム用オープンソースソフトウェア。The Autoware Foundationの登録商標。
 *2Light Detection and Rangingの略。レーザー光を使って離れた場所にある物体の形や距離を測定するセンサー技術。

日本の最先端技術の組み合わせが、また新しい技術となって人々の暮らしを豊かにしていきます。自動運転技術もドローン技術も未だに人々の生活に浸透するまで時間がかかっていますが、こうした実証実験の積み重ねが人々の理解に繋がっていくのでしょう。

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