アトラックラボ、ドローンの自動着陸システムを発表

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AIを用いた制御、警備、自動運転システムの構築を事業としている株式会社アトラックラボは1月5日、小型の着陸ベースボックスを地上に置くだけでドローンをピンポイントで着陸させることができる「ATランディングシステム」を発表した。

地上に置くボックスにはRTK-GNSSの基地局とコンパスが入っており、ボックスに記載された矢印の方向5m先(距離は任意)へドローンを着陸させることができる。従来の他メーカーからリリースされている技術では着陸ポイントをマーキングし、そのマークをドローンのカメラが認識することで着陸させるものが多かったが、当製品ではRTKシステムが活用されている為、準備作業はボックスを設置するのみとなり、より手軽に利用することができる。精度はRTK FIXの場合、10cm程度とかなり高精度であり、実際に同社が公開した上記動画の中ではボックスから指定された距離の地点と思われるマーク上へ正確に着陸している。

ドローンと着陸ベースボックスは短距離通信で良いため、特別な無線免許は不要。またRTKの補正も別途PCなども不要で、機体側のRTK-GNSS受信機、専用通信モジュール、着陸ベースボックスだけの構成となる。現在はArdupilotのCubeのみの対応となっているが、他のシステムへのカスタマイズも可能だ。

<アトラックラボとは>
アトラックラボは2018年に創立された、AIを用いた制御、警備、自動運転システムの構築を行なっているベンチャー企業である。多少の衝突やハードランディングに耐える小型枠付きドローン「BOX40」をはじめ、ロボットアームとAIを搭載した無人車両やローバー型ロボットベース、無人艇などを開発している。

小型汎用ドローン「BOX40」

パラレルリンクロボットアームとAIを搭載した無人車両

AT-BUGGY with Lawn mower

AT-Catamaran 100 USV

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